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クライアント先への提案や自社の営業施策を考えて社内で見てもらう時、上司から「もう少し、○○にした方がいいんじゃないか」などと言われ、「自分は●●よりも、■■が良いと思うので、このまま行かせて下さい」というように返してはいないでしょうか?

もちろん自身の意見を大切にして、それらを推進していく事は大切ですが、自分の意見を通したいばかりにただ貫こうとしていた場合、注意が必要です。

なぜなら、自分の意見がすべて合っているという事はまず少なく、色々な角度から見た意見を取り入れて進めていく事の方が圧倒的に良いからです。

第三者が見て何か意見がある場合、クライアントも同様に疑問や他の意見を持つ可能性があります。

更には上司でなく、部下に「ここは▲▲の方が効果的ではないでしょうか」などと言われる場合も同様です。

 

まずは、他人の意見が自分の意見とどう違って、どの位効果に影響があるのかをフラットにみて考える必要があります。

会社全体やクライアントからすれば、「誰の意見か」は全く関係ありません。

どれだけいいものを提案して、良い効果を出すかを一番に考えて、まずは聞く事をしなければ「最良の提案」を作るための議論の土台にも上がれません。

社内で議論をする際は、否定から入らず、良い意見を見逃さないような環境を作る事が重要です。