仕事を行う上で、「この人は効率が悪いなあ」や「もう少し早く出来ないのか」など、社内のメンバーが自分より劣って見える事は誰にでも経験がある事かと思います。
私も自分で、「この仕事を他の人に頼むくらいなら、自分でやった方が良く出来る」や「説明する時間も必要なので、逆に時間がかかる」と思う事が多々あります。
しかし、そのように仕事をすべて自分でこなして行く事には限界もありますし、自分以外でも出来る事まで抱えてしまって、付加価値の高い業務に時間が使えていない事は実にもったいの無い事です。
中には、雑多な業務でも忙しい自分に満足したり、次々とこなして行く事だけが仕事と捉えてしまう事だってあるでしょう。
その日、その月に多少品質が落ちたり、説明など余分に時間がかかったとしても、翌月、半年後にそれらの仕事から解放され、自分にしか出来ない業務ばかりをやっていたとしたら、どれだけ今より成果が出るかを想像出来るでしょうか。
営業の立場で会社を大きくして行く事を考えたら、自分が仕事を多く抱えるのではなく、仕事を取ってうまく廻し、仕事を振ってまた新たな仕事を取りに行ったり、新人教育に力を入れたりする事が結局は効率的なはずです。
仕事を振る事が苦手な人は、自分で無くても出来る業務を振れれば、どんなにクリエイティブな仕事にチャレンジ出来るのかを想像し、自身を成長させる活動を意識する事が重要です。