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クライアントに見積もりを提出していると、よくこの様な質問がきます。

「○○を付けた場合はどのような金額になりますか?」
「最初は小規模な○○から初めたいのですが?」

など、メールや商談時に別のパターンを要求される事はよくあると思います。

この様な際に新人などが、「少し確認してから、回答させて頂きます」と言ってしまうのは、非常に勿体無い事です。

なぜなら、競合他社のいない商談であればいいのですが、そうでない場合、回答出来た企業が先へ先へと話が進んでしまう事があるからです。

質問一つ一つでも、スピード感を持って対応していかなければ、ベンチャーや小中規模を選んで頂いているメリットを与えきれないでしょう。

また、それに加え、「この担当はあまり知らないから、何かあった時も対応が遅れそうだ」など、不安感を与えてしまう可能性もあるので注意が必要です。

特殊な質問などは、経験がなければ即答するのは難しいので仕方がありませんが、通常の範囲内であれば予め準備・予習しておくことが良いでしょう。

 

新人やまだ経験が浅い従業員を、叱責する事で能力向上させるだけでなく、初めはサポートをしっかりとしつつ、「この場合はどうするべきか?」など事前準備を即す質問などを投げかけ、自ら準備・対応が出来るようにする事が大切です。

「対応能力」を身につける事は何か不明点があった時でも、ただ聞くだけでなく、自ら方法を模索し、解決する事が出来るようになります。
辞書を見て答えを教えるだけでなく、辞書の引き方を教える様なイメージです。

そのように準備して予測させる力を付ける事が、あらゆる課題解決能力を持つ人材育成には重要です。