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早いものですが気が付けば、当社も2期目に入り、コラムも53回目(1年は52週)となりました。

今期も営業活動を中心としたコラムを書いていきたいと思います。

さて、タイトルに書いた小規模・ベンチャー企業はチームワークが重要についてですが、もちろん中規模企業や大企業にとっても非常に重要な事です。

しかし、経営資源(特に人)が少ない企業にとって、チームワークが円滑で無い事は非常にダメージの大きい可能性があります。

一度社内の歯車が乱れたばかりに、営業のキーマンが辞めることに。なんて事態が起きてしまえば、会社の存続にまで関わる事も少なくありません。
また、小規模ベンチャーの場合はノウハウが俗人的で、有効活用出来る能力が周りに共有出来ず、個人個人に任せたばかりに、従業員によるパフォーマンスのバラつきがあまりにも大きくなってしまう事が多いと思います。

個々の営業成績を褒め称え、売れる人は伸ばし、売れない人はつらい環境になっていくような仕組みでは、あまりに人任せで計画的・継続的な体制は非常に作りづらいでしょう。

あくまで全体の成績は営業全体の問題で、その中で個人の成績を分析・改善するほうが健全です。
(もちろん好成績を給与に反映したり、士気を高めるための施策は必要です)

誰が売れた誰が売れてないと話をするよりも、どう売れるように体制を構築していくかを考えていかなければ、一向に改善していかないでしょう。

そんな際にはチームワークを利用し、経験が少ないスタッフを、実績の多いスタッフが同行して事例を語ったり、数字に弱いスタッフの見積もりをチェックする仕組みを採用したり、全体がフォローアップしてチームワークを意識していく事が重要です。