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仕事を行っていると様々な業種や部署、スキルを持った人々に会います。その中でも、仕事の出来る人と出来ない人の違いの一つとして、「様々なタスクをこなす事が仕事」と捉えている人と、「目標に向かって、意味のある事を行う事が仕事」と捉えている人がいます。

前者の「様々なタスクをこなす事が仕事」と捉えている人は、受注に向けての行動やそうでないものも含めて、アポイントをとにかくたくさん入れ、忙しくする事で仕事の満足を得る事が多い傾向があります。
たとえ受注になかなか繋がらなくても「自分は色々とやっているから悪くない」と思っていては、なかなか目標を達成する事は出来ませんし、効率的な行動を選ぶ事は出来ません。

一方、「目標に向かって、意味のある事を行う事が仕事」と捉えている人は、効率の悪いものは排除し、他の人が疑問を持たずにルールとしてやっている事を止め、独自の良い方法を模索していきます。そのような人はしっかりと一つ一つの行動に対して疑問を持ち、考え、判断していると言えます。

これは仕事のスタイルだけではなく、例えば「クライアントに言われて従うのではなく、本来の成功に向けて提案をする」、「今までの非効率な営業手法を止め、新たな方法を模索する」など、一見思い切りの必要な行動に対して、チャレンジ出来る事になるので、2つのタイプでは大きな差が生まれていきます。

 

タスクを行う事が仕事で「やっている風」で満足出来る人は、あえて物事を荒立てたり、人と違うやり方をする事に対してあえて関わろうとしません。良く言えば、「それなり」に仕事をしていると言えるでしょう。

まわりより仕事が出来るようになり目標に近づいていきたい場合は、まずは今やっている事一つ一つを見直し、意味のあるもの・ないものを自らの意思で判断し進めていく事が重要です。