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仕事を行っている中で何かの判断する時に、どちらがいいのか迷うことが良くあると思います。

その様な際には、目先の事だけでなく長期的な事や影響の大きさなども検討しなければなりません。

例えば分かりやすいのは、企業がリコールを発表するかしないかの問題で、少量だからバレなければいいかと思う意見もあるかもしれません。
しかし人体に関わることであれば特に企業の利益より人の体の方が大きな影響があるので、言わなくてもどちらが優先すべきか分かるでしょう。

また、小さな過ちを繰り返し、それらが分かった時に一気に信頼を失う場合もあるので、傷口は浅いうちに治した方がいいという事もあります。

 

最近では、東芝が不正会計を行っていた事が分かり、一気に信頼を失いましたが、これは目先の利益を追ったばかりに今後何年もの売上に影響するような事態を起こした悪い例と言えると思います。

少し古い話ですが、ジャパネット高田が個人情報を流出した際に、即座に営業を停止し、管理体制を見直すといった事がありましたが、その際には信頼出来る対応をしたという意見が多く、逆に信頼を得たという事例もあります。

結局はブランドがあっても、企業は多くの人からの信頼を得られるような企業でなければ、購買者はついてきません。
特に、ブランドのない中小企業に取ってみれば信頼感というのはより欠かせないものだと思います。

今は厳しく様々な事項を我慢しなければならない様な大変な状況もあると思いますが、信頼を考え、長期的な目線を大切にして物事を判断していく事が重要です。