一昔前に比べ、スマートフォンやグループウェア、SFA、名刺管理ソフトなど営業活動を行う上で便利なツールが今では多くあります。
これらを駆使し、以前の何倍もの仕事をこなし、活用している事例を良く見ます。タスクを整理し、周りのメンバーのスケジュールがどこでも確認出来、クライアントとの商談履歴まであるので、いつでもどこでも仕事をする環境が作れると思います。
しかし、多くのタスクをスピーディーにこなす事だけが、効率的とは言えません。便利なツールがどれだけあろうとも、本来やらなければいけない活動がおざなりになってしまっては意味がありません。
やらなければいけないタスク整理だけでなく、「短期的に受注に繋がる活動」、「長期的な目線での種まき」、「既存クライアントのためのフォロー」など、そのタスクがどんな成果や結果をもたらすのかをはっきりとさせ、日々の活動を進めていく事が必要です。
短期的に売上を上げなければならない状況でも、詳細な活動を聞いてみると、それらに近づくような活動が全く行われていなかったり、既存クライアントが離れてきつつも、それらに対して何もケアを行っていなかったりと、得たい結果に対して行動が伴っていない場合を良く見ます。
たとえどんな便利なツールでスピーディーに業務が出来たとしても、目的を達成するための活動が行えなければ意味がありません。どれだけアポイントを入れても、受注に繋がる活動が出来ていなければ意味が無いのです。
今動いている活動でどんな結果が得られるのかをしっかりと把握し、どんな活動をするべきかを整理した上で、タスク管理を行っていく事が重要です。