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現代では以前の成長期とは大きく変わり、モノが溢れて差別化が非常に難しくなっています。

今では多くの企業で他社を意識して価格勝負をしたり、あまり使われない付加価値をつけて差別化をしたりと販売に対して苦戦している企業が少なくありません。

 

しかし大きな違いの無い中で、そのサービスを営業のセールストークのみで販売していくと、今以上に良いサービスを他社が安価に出してきた場合、すぐに切り替えられてしまいます。

また、営業マンとしても「自分の会社ならではの事が無いと販売が難しい、必要性とされている感じがしない」など、働く意欲や意義を感じにくい環境になってしまう可能性があります。

 

今の環境では、売り手側からの一方的なアピールで売り手と買い手がいい関係を築く事が困難になっています。

 

では、どのように販売していくのが良いのか。

 

それは会社の理念や想いを発信し、サービスや機能以外の部分で共感してもらう事が大切です。

 

自身の会社がどのような人に価値を与えられる会社なのか、誰に喜ばれる商品なのかを考え、それを正確に伝える事です。

サービスの差別化が難しい業界であれば「この会社と付き合ってみたい」そう思って頂くことで受注に繋がります。

 

また、このような取組みを行うことで他のメリットも出てきます。

例えば、営業マンにとってみた場合に、「自分は激化した業界の中の歯車だ」と感じてしまっていたとすれば、「自分の会社は○○の人に価値を与えられる」と感じる事で労働意義も変わってきます。

更に、仮に販売した営業マンが担当を外れたり退職した場合などでも、会社の想いを共感してもらっていれば、簡単に切り替えられることはありません。

 

モノが溢れているからこそ、社会に貢献出来ることを改めて見つめなおし、企業活動を行っていくことが重要です。