営業活動の中で、通常はクライアントリストを作成していると思いますが、最近では安価な管理ソフトも出ており、中小ベンチャーでもエクセルだけでなく、ソフトを利用している企業も多いと思います。
その中で、クライアント名や案件詳細、金額、受注時期予測など色々な詳細情報をまとめて、それを元に数字の予測を立て、報告しているやり方が通常だと思います。
しかし、クライアントありきの事ですので、10月に始めると言っていたものの、11月、12月とずれ込んでしまうことも多いのではないでしょうか?
当然社内では、「もっと早く導入するよう、クライアントを説得するべきだ」、「ツメが甘いから延ばされているのではないか」など、予測どおりに行かない現状に納得できない事も起こるでしょう。
ただ、すべて予測どおりに進めるのは困難ですし、自社がどうにも出来ない事項(プロジェクト自体が押している など)にやきもきしていても仕方がありません。
中には、決めきれずにだらだらと後ろ倒しになっているケースもありますので、担当の上司も交えたアポイントを取ったり、月内の契約に特権を与えたりと施策が必要になることもありますが、それらをきちんと区分けしなければなりません。
どう頑張っても覆らない事項はあるものだと、割り切った行動も必要です。
あらかじめ、スケジュールが押すことも踏まえた上で、それでも数値が達成できるような案件数を確保していなければならないのです。
出来ないものにストレスを感じ、文句を言っていても何も起こらないばかりか、無駄なものに時間を使い、より効率やモチベーションの低下につながり、それが売上の低下に繋がります。
大切なのは、今目標達成のために出来る事と出来ないことを明確にし、それらを確実にこなしていくことが重要です。