事業を行っていく上で、予測もつかないような事態はいつでも起こる可能性があります。
例えば、リーマンショックや東日本大震災などは、いくら調査を十分に行って確実な手法で事業を進めていても、うまく行かなくなってしまった企業も多かったと思います。
これほど大きな影響でなくても、消費者のトレンドが変わってしまったり、競合他社が圧倒的に優れている商品を出したりすれば、売上が下がってしまう事はよくある事です。
そう考えると、事業を危険にさらす事は常に周りにあると言っても良いと思います。
しかし、外的要因で制御出来ない事象に対して、文句を言ったところで問題が解決する訳でも、誰かが助けてくれる訳でもありません。
自然と景気が戻ったり、また消費者のトレンドが戻る事を待つだけでは、なかなか事業を上向ける事は難しいでしょう。
時には撤退する事や、別の事業に比重を置くなど、大きな方向転換をしなければならない時があります。
一時的に売上が大きく落ちたとしても、徐々に下がり続けるより、他の事業を推進して新たな柱を作る活動が必要な時もあります。
短期的な目線では、少しでも売上が上がる方法を取りがちですが、数年後を見据えて色々な可能性を模索していく事も必要なポイントです。
いかに現在の状況を俯瞰して、起こりうる危険を意識しながら事業を進める事が経営目線で重要です。