事業活動を行っていく中で、予定通りに業績が向上して行く事が理想ですが、なかなかそううまくはいかないことばかりです。
営業活動でも、毎月コンスタントに好成績を出せる時期もあれば、スランプのようになかなか数字として結果が出ないことがあります。
もう少し具体的には、今までやっていて培った成功パターンなのにうまくいかない事もあれば、予測していた受注時期が市場環境の変化によってずれてしまったり、理由は様々です。
では、このような場合はどのように行動すればよいでしょうか。
結論としては、決まった行動は場合によって違ってくると思います。
戦略的に種を蒔いていて、刈り取りまでに時間がかかってしまうこともあれば、以前のやり方では通用しなくなっていて、別の市場を狙うことや商品改良をしなければ結果が出ないこともあります。
陥ってはいけない状況は、後ろ向きになってしまい、正しいのか正しくないのか分からないままただ猛然と同じ事を続けることです。
この状況では、焦るあまりにやっていた業務も荒々しく、数字だけを考えた営業になってしまいますし、客観的に自社を見ることが出来ず、改善に取り組む事も出来ません。
山に入って迷っても、ただ突き進むのと、一度コンパスで位置情報を得た上でそのまま進むか進路を変えるか考えるようなものです。
大切なのは、予測どおりの行動をして受注をぴたりと獲得することでなく、間違っていてもきちんと継続・変更などの判断をし、状況に応じて適切に対応していくことです。
すべて予測通りに行く事を当たり前にしていると、少しでも乖離があると焦ってしまうのが心理です。
感情的に対応していくのではなく、客観的に自身の行動を分析し、的確に判断していく事が重要です。