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会社でひとつの目標に進んでいる中でも、経営と製造、営業と運用など、繁忙についてどうしてもぶつかってしまいがちなトラブルは多くあると思います。

特に中小ベンチャーでは、労働組合があるわけでもなく、なんとか無理やりやり過ごし、社員が疲弊してしまう事態も多いのではないでしょうか。

成長途中の企業であれば、当然として仕事を増やす過程にあるので、それらを全て避けて通るのは難しいかもしれません。

しかし、解決策の一つとして「会社の目標を共有する」事があります。

それも、「今年度は利益120%」や「営業利益1,000万」など1年を通した大枠の共有でなく、もっと細かいところまで絞った目標の共有です。

例えば、「営業利益1,000万」を達成させるためには、当然毎月の努力が欠かせないわけですから、「毎月80万以上利益を出す」事が必要となります。(繁忙期閑散期を考慮しない場合)

ここまでの目標であれば、設定している会社も多いと思います。しかし、お互いが自分事として仕事を行うためには、もう少し細分化するべきだと思います。

誰でも相手の目標のために、自分達が忙しいのは間違っていると思いがちですが、目標をたどって行けば同じところに向かっているはずです。

「毎月80万以上利益を出す」事は、営業であれば「20万円利益の出る企業を4社新規受注」などが具体的目標ですし、製造であれば「製造量を8,000個から8,500個に増やす」などがそれぞれの部署に変換した場合の目標となります。

目標を達成するために、それぞれのタスクが明確であれば、もともとやるべき事は明確なわけですから、少なくとも「やるやらない」のやり取りは発生しません。

初めから問題は「どうやるか」となるので、前向きな議論が出来るでしょう。

社内での対立には、お互いの角度から見て「会社の目標をきちんと共有」しておく事が重要です。