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営業活動において、クライアント先でコミュニケーションを取ることは非常に重要な活動の一つです。

そのための手法として、今では様々なノウハウを学ぶための本が多く出版されています。
例えば、自分達の話をし過ぎず、聞くことに徹する重要さを書いた本から、姿勢や身だしなみなどの外見に関する本まで様々です。

外見や課題を聞く姿勢がある事は基本として、更にコミュニケーションを深めたり信頼してもらう方法としては、話している物事一つ一つに因果関係をつけて説明することです。

初対面で色々な話をしていく中でも、良い実績結果ばかりを並べているよりは、成功裏に因果関係があった事例であればクライアント側の納得度も高まり、信頼に繋がるからです。
「あの人は論理的だ」と言われますが、つまり因果関係をうまく利用した話し方をする人だと言えるでしょう。

これは意識していないと中々出来ませんし、すべてにおいて原因と結果をうまく紐付けられるわけではありません。
常日頃から、結果や事象に対して結論だけを覚えるのではなく、「なぜ」そうなったのかを考えるクセがないと中々身に付きません。

 

このサービスが東北で受け入れられている理由はなんだろう、ものづくり企業に対して国の補助金が交付されている理由はなんだろう、などそれらの背景を調べない限り身に付きません。

最低限、営業上で説明している内容などは抑えていたほうが良いかもしれません。

 

ただ単純な説明で、「当社は今売上が伸びている」・「この機能は他社にはない」と説明するよりは、「この機能は既存客へのアンケート調査でニーズのあった機能で、今年から始まった新機能です」と説明し、更に「機能追加後から新規顧客が増え続けています」と説明出来れば、昨年の調査で分かった顧客ニーズに応えた新機能によって売上げが伸びているという因果関係が出来ます。

 

ぜひ会話の中でコミュニケーションを深める方法として、因果関係を有効活用してみてはどうでしょうか。